第3回もっと便利に使える機能活用しなくちゃ、“もったいない”！？

2019年7月30日(火)

第1回、第2回とUTMの特長や機能について説明をしてきました。ここまでで、UTMについての理解が深まったかと思います。第3回目の記事では、前回紹介した代表的な機能について更に深く掘り下げ、各機能についてそれぞれ触れていきます。

■　UTMの特長と機能、覚えていますか

前回、前々回とUTMの特長や機能について触れてきました。ここで一度、今まで説明してきた内容をまとめていきます。

まず、UTMは統合脅威管理と呼ばれる、効率的かつ包括的にネットワークを保護するセキュリティ対策ソリューションの一つであり、ウイルスソフトとは似て非なるものです。そのUTMの中でも、パソコンサポート屋から販売されている“PcSupport UTM”は非常に小型であり、スペースを取らずに設置場所に困りません。壁掛けにも対応し、配線盤の中にもしっかり固定することが可能です。また本体価格や導入価格としてもリーズナブルとなっています。

たとえば、UTM以外のセキュリティ対策を導入しようとした場合、導入費用は比較的高額になり、また対策の管理を行うために専任者を立てる必要があります。ですが、UTMの導入であれば、導入費用は抑えられるだけではなく、保守管理やサポートなどをお願いできるため専任者を立てる必要もなく、人手を増やす必要はありません。

ネットワークの制限や、ネットワークの監視は対策として有効的ではありますが、手間もかかりますし、使いたいサイトが使えなくなる危険性も含まれますが、PcSupport UTMに備わった機能を活用すれば、そういった心配は不要となります。

■　利便性に長けた機能、その特長とは？

前回の記事では機能について、軽く触れていきましたが、今回はもう少し踏み込んでご説明します。まず、PcSupport UTMの代表的な機能は

「カテゴリーブロック」

「ウイルスブロック」

「アプリケーション制御」

この3つです。

順に説明をしていきますと、まず業務上で必要のないサイトへのアクセスを制限する機能が「カテゴリーブロック」です。サイトへのアクセスを制限できることで、ネットワークを監視せずに無駄なアクセスの抑止が可能となります。

続いて「ウイルスブロック」は、カテゴリーブロックで許可したサイトがウイルスに感染していた場合でもアクセスを遮断することができます。これにより感染を未然に防ぐことができます。

最後に「アプリケーション制御」で、パソコン内にイントールされた様々なアプリケーションの制限を行います。これはアドミニストレータ権限としてではなくUTM側で制限できます。

このようにPcSupport UTMに備わった機能は多岐にわたり、この他にも様々な機能を搭載しています。

■　細かくブロック、細かく設定

さて、ここまではPcSupport UTM自体の特長や機能について説明をしてきました。ここからは更にPcSupport UTMの代表的な機能について一つ、一つスポットを当てて説明をしたいと思います。今回、スポットを当てるのは「カテゴリーブロック」機能です。

上でも説明したように、サイトへのアクセスを制限する機能がカテゴリーブロックではありますが、何をもってアクセスを制限しているのかは名称からご理解いただけるかと思いますが「カテゴリー」で制限をしています。しかし、カテゴリーと一口に言っても、多種多様なカテゴリーが存在します。通販、食品やレストラン……など。このようにカテゴリーを細分化すると非常に膨大な数となってしまいます。他社製UTMでも、このカテゴリーブロック機能を有しているUTMは販売されています。しかし、細分化されたカテゴリーを、他社よりも多く制限できるのは“PcSupport UTM”ならでは。

例えば、他社UTMでは「アダルト」と一括りにされていたカテゴリーも、「水着」や「性教育」など細かく分類されています。特殊なものでは、「人種差別」や「中絶」などの要素を含むページも細かくブロックが可能です。もちろん、「宗教」や「政治」といったセンシティブな部分も設定が可能です。カテゴリーブロック設定の一例としては、総務部には旅行関係サイトの閲覧を許可して、営業部には閲覧を禁止するなどの設定が可能です。

このように、ブロックするカテゴリーを細かく設定できることから企業だけではなく一般のご家庭からも、お子様の視聴するサイトを制限するために導入をしたいという相談が寄せられています。